アイキャッチ画像: デスクの上でパソコンを使用している

皆様こんにちは。デザイナーの澤田です。いやはや、早速ですが発売されてますね、iPhone 6s。ずっとスマホはAndroidユーザーな私はiPhoneを私物として使用したことはないのですが、周りの人のiPhoneのディスプレイの美しさとカメラの性能は見るたびいつもときめいています。

そんな非iPhoneユーザーの私ですが、周りがiPhoneの話題をしているのでつい気になって、公式サイトを見たりしていました。ひらひら泳ぐ金魚がきれいですねー。

今更聞けないデジタル用語〜スマートフォンから学ぶ〜

公式サイトを見ていると、ぼろぼろとカタカナやアルファベットで表記された名称や単位が書かれていて、デジタル用語に弱い私は「世の中に多くいるiPhoneユーザーはこの用語をすべて理解しているのだろうか…!?」と不安になったので、少なめですが「今更聞けないデジタル用語」とその意味を軽くおさらいしてみたいと思います。

今更聞けないデジタル用語〜スマートフォンから学ぶ〜

用語選出範囲

iPhone 6s 公式日本語サイトhttp://www.apple.com/jp/iphone-6s

下層ページまで閲覧するともっと多くの用語が書かれていますが、全ページ追っているときりがなくなってしまうので日本語版iPhone6sトップページのみに限定します。

用語一覧

  • 解像度
  • Retinaディスプレイ
  • 4K
  • 3D Touch
  • Taptic Engine
  • A9チップ
  • Live Photos

用語説明

解像度

パソコンなどのデジタル機器や印刷を扱うことが多い人は昔から知っている言葉ですが、高画質が意識されるようになってから、巷でもよく聞く言葉になったように感じます。

解像度は画像の細かさを表す尺度です。ディスプレイは、点の集合体でものを表示しており、1インチあたりのドットまたはピクセル数が細かいほど精密な画像や映像を表示することができ、より美しく表示できます。解像度はdpiまたはppiという単位で表記され、でこの数値が高いほど解像度が”高い”と言われます。

Retinaディスプレイ

iPhone4で初めて登場したRetinaディスプレイ。高解像度で、1平方インチに対して4倍の密度でドットが表示されるため、より精密に画像を表示することができます。Retinaと通常のデバイスとでは画面のサイズが同じでも、画像を表示するドットの細かさが4倍になりますので、簡単に言ってしまえば「画像がめっちゃ綺麗」です。おそらく詳しくない方でもそれくらいの認識はされているのではと思います。 ホームページ制作にあたっても、Retinaディスプレイ対応か否かによって画像を変える必要があり、通常のデバイスでは問題なく見えている画像も、Retinaディスプレイを通して見ると再現できる密度が違うので画像の粗が見えてしまうほど、解像度に差があります。

4K

4K解像度、4Kビデオ、4Kテレビなど、”4K”は様々な呼称に付属されています。4Kテレビというと、フルハイビジョン(2K)が1920×1080の20万画素2.1メガピクセルなのに対し、4096×2160の800万画素8.4メガピクセルとなります。4K解像度は、フルハイビジョンの4倍の画質となります。同じ10ピクセル四方の範囲に、4Kは2Kの4倍の情報が2Kよりも細かく凝縮されているのです。

そしてHDTVの画面の美しさがスマートフォンのサイズで実現されています。自宅のテレビで見ていた鮮明で美しい画質が、そのまま小さなスマートフォンの画面で見ることができ、さらにその画質を持ち運べいつでもどこでも楽しめると考えるとわかりやすいかと思います。こちらもRetinaと同じく簡単に言ってしまえば「画像がものすごく綺麗」です。

3D Touch

今回のiPhoneで追加された機能であるPeekとPopの操作です。今まで平面的だったタッチの動作が、軽いタッチや、ぐっと押し込むタッチができるようになり、二次元の動作だけでなく三次元の動作を感知できるようになり操作の幅が広がりました。スマートフォンのディスプレイは平面で決して柔らかくないのですが、タッチした時の顕微鏡レベルで微細な画面の歪みを感知し、Peek、Popの識別をするようです。テクノロジーってすごい。 弊社でもiPhone6sを購入したメンバーがいるのですが、なかなかタッチの加減が難しく、慣れるまでは単純な長押しとの操作わけがしづらいようです。

Taptic Engine

iPhone6sのハードウェアに内蔵されている精巧な部品のひとつです。普段使用していても目にすることはありませんが、操作するにあたって重要な役割を持っています。たった一度の振動でフルパワーに達することができるエンジン…だとか。いわゆるガラケーでは、ボタンを操作すると押した感触が返ってくる立体ならではのフィードバックがあります。スマートフォンの操作面は平面のため立体のボタンはありませんが、押した感覚を振動にして返しています。3DTouchの操作に対し、ユーザーへのフィードバックとなる振動をこのエンジンが行っています。

A9チップ

A9チップはデバイスの核、心臓部のようなものです。これまでより性能が格段にアップし、処理能力・処理速度が圧倒的に早くなりました。今までのSiri起動はホームボタンを押す必要がありましたが、声のみでいつでも起動可能になりました。A9チップの処理能力の高さにより、容量の重いLivePhotosや4Kビデオの撮影・再生も可能になっているそうです。A9チップの製造元がTSMC製かSamsung製かで電池の持ちが違ったりiPhoneが持てないほど熱くなるなど一部で波乱を呼びましたが、Appleの発表によれば製造元による性能の差は2~3%程で、そもそも長時間の連続使用のように負荷のかかる使用は通常使用ではないとのことだそうですね。

Live Photos

写真なのに動くというLivePhoto、今回実装された新機能の中でも注目される点ではないでしょうか。画像の一部が動くシネマグラフとも違う…Photoと言っておきながらもはや動画ではないか…! movieじゃなくてphotoなのはなんで?と不思議に思っていたのですが、その仕組みは45フレームで撮影されたjpgファイルとmovファイルで作成されているそうです。1枚1枚のjpgファイルがあるのでLivePhotosの一場面を写真として表示することが可能なようです。ただし、45フレーム分の画像とmovファイルで作成されているので、当然1枚の画像よりは容量も重くなります。

写真が動くと聞くと近未来的で魅力的ですが、LivePhotosは今の所、iOS9,OS X El Capitanなど最新のバージョンでしか再生できません。また、同じスペックを持ったデバイスでないとLivePhotoは動きませんので、LivePhotoの仕様のまま他のデバイスでシェアすることはできません。

簡単に動画を撮影できそしてシェアできるアプリ「vine」などの普及もあり動画のシェアが当たり前になった現代。一時はよくホームページ内のポイントとしても使われていたgif動画ですが、Tumblrやtwitter、Facebookにgif動画が対応し投稿可能になり、SNSを使う若い世代を中心に注目されるようになりました。「動く写真」というのはとても興味をそそります。しかし、気軽にシェアをするのが難しいとなると今後廃れていってしまう可能性があるのではと危惧する気持ちもあります。ですが、LivePhotosをgifへ変換・動画へ変換できるアプリも登場しているようなので、シェアの面ですぐに廃れてしまうということはなさそうですね。今後LivePhotosに他のスマートフォンでの互換性ができるともっと普及しそうです。

おわりに

公式ページで使われている単語だけでは書くことが少ないと思っていたのですが、本記事を書くにあたって改めて単語の意味を調べてみると予想よりも書くことがあり、軽く紹介しようと思った本人が用語の重みを知ることになってしまいました。中でもLivePhotosは気になりすぎて、書き終わってみると他の項目より比重が大きくなってしまいました。。。「今更聞けない」と銘打っておきながら、後半の用語は新しい用語でしたね。いやあ、新製品ってすごい。

機能のひとつひとつに開発者がいて、たくさんの技術が組み合わされ、長い時間をかけて実現されているのだと感じます。気軽に手にしているスマホの機能ひとつをとっても、ユーザーの”便利”のために歴史と苦労が存在しているのですね。iPhoneだけでなく、最近のスマートデバイスはどんどん進化しています。スタジオ・ウミでも、Retinaディスプレイ対応のレスポンシブWebサイトを制作するなど、新しいデバイスに対応したサイトを制作しておりますが、追いついた先から新しいものが登場していきます。ものによってはPCの機能を超えるスマートフォンも流通していたり、テクノロジーの進化が目覚ましく、日々追いつくのに必死です。私もスマホ変えたいです!

※本記事は複数のサイトを参考にさせていただき作成いたしました。


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