こんにちは。久保田です。
早いもので入社から5ヶ月が経ちました。
Drupalについてもだいぶ慣れてきました。
とはいえ、まだまだ勉強することは多いのが現状。
実際に自分がどのくらいか理解できているのかわかりやすい指標がないか。
ということで、今回はDrupalの認定試験であるAcquia Certification Programについてご紹介します!
Acquia Certification Programとは
Acquia Certification Programとは、Drupalのプラットホームなどを提供するAcquia社が提供しているDrupalについての認定試験です。お近くのテストセンターもしくはオンライン上から受験することができます。
試験の種類としては大きく分けて、
- Drupal8
- Drupal7
- Acquia Platform (Acquia社が提供しているクラウドサービスについての試験)
の3種類があります。
今回はDrupal8の認定試験について、公式サイトに掲載されている内容を翻訳してご紹介します。
Drupal8の認定試験
Drupal8の認定試験は次の4段階に分かれています。
- Site Builder
- Developer
- Front End Specialist
- Back End Specialist
それぞれの段階がどのレベルに当たるのかは公式サイトの以下の図がわかりやすいかと思います。
DeveloperとFront End Specialist、Back End Specialistを揃えるとグランドマスターになれるようです(かっこいい)!
それぞれの試験について、もう少し詳細に見ていきましょう。
Site Builder
所要時間: 75分
受験料: 155ドル
設問数: 50問
合格ライン: 68%
(変更される可能性があります)
The Acquia Certified Drupal 8 Site Builderはcoreやコントリビュートモジュールを使用してDrupalサイト構築を行うプロフェッショナルを想定した資格です。 この試験ではDrupalサイトビルダーの技術や知識を確認できるようになっています。 このテストはDrupal8の知識と、Drupalの特徴、コンテンツやユーザの管理、コンテンツ設計、サイト表示、モジュールやテーマの管理、セキュリティやパフォーマンスといった話題に焦点を当てています。
この試験では以下のような能力を検証できます。
- Drupal8に基づいたソリューションの計画、構築、管理
- サイト構築のためのDrupalの基礎理解
- Drupalサイト構築ツールを用いたアプリケーションの開発と保守
- 新しいモジュールやテーマのインストールと設定
この試験では以下の領域の基本知識やスキルも必要とします。
Drupal
- Drupalを使用した実務経験
- Drupalサイトの設定
- Model content architectures
- Drupalのコンテンツとユーザの管理
- Drupalコントリビュートモジュールやテーマのインストールと設定
WebとITの知識
- DrupalのWebサイトやwebアプリケーションの開発経験
- HTML
- CSS、Javascript、JQueryの基礎知識
- PHPの基礎知識
Developer
所要時間: 90分
受験料: 250ドル
設問数: 60問
合格ライン: 65%
(変更される可能性があります)
Acquia Certified DeveloperはDrupal開発者の基本的なWebの概念やサイト構築、フロントエンド開発やバックエンド開発といった分野についての知識やスキルを検証するための試験です。 この試験では以下のような能力を検証できます。
- Drupal8に基づいたソリューションの設計、開発、デプロイ
- Drupal8のフロントエンド開発、バックエンド開発に置けるベストプラクティスの理解
- Drupal8のフロントエンド開発やバックエンド開発を用いたアプリケーションの開発や保守
- 新しいDrupal8モジュール・テーマの開発や実装
- 既存のモジュールやテーマのカスタマイズ
この試験では以下の領域の基本知識やスキルも必要とします。
- Drupalの技術を用いた実務経験
- Drupalサイトの設定
- 新しいDrupalモジュールの開発・実装
- 新規テーマの開発や既存テーマの継承: 既存テーマやHTML、CSS、JavaScript/JQueryについての知識
- 既存モジュールのカスタマイズや継承: 既存モジュールやPHPの知識
Front End Specialist
所要時間: 90分
受験料: 300ドル
設問数: 60問
合格ライン: 68%
(変更される可能性があります)
Acquia Certified Front End SpecialistはDrupal開発者のフロントエンド開発(テーマ開発)分野のスキルや知識を検証するための試験です。
この試験では以下のような能力を検証できます。
- フロントエンド分野についてDrupal8に基づいたソリューションの設計、開発、デプロイ
- Drupal8のサイト構築やテーマ開発におけるベストプラクティスの理解
- 新しいDrupal8テーマの開発と実装
- 既存のテーマのカスタマイズや継承
この試験では以下の領域の基本知識やスキルも必要とします。
- Drupalの技術を用いた実務経験
- Drupalサイトの設定
- 新規テーマの開発や既存テーマの継承: 既存テーマやHTML、CSS、JavaScript/JQueryについての知識
Back End Specialist
所要時間: 90分
受験料: 350ドル
設問数: 60問
合格ライン: 70%
(変更される可能性があります)
The Acquia Certified Back End Specialistはモジュール開発を通したDrupalソリューションの構築や実装の分野のスキルや知識を検証するための試験です。
この試験では以下のような能力を検証できます。
- Drupal8に基づいたソリューションの設計、開発、デプロイ
- Drupal8のバックエンド開発におけるベストプラクティスの理解
- Drupal8のバックエンド開発を通した開発や保守
- 新しいDrupal8モジュールの開発や実装
- 既存のモジュールのカスタマイズや継承
この試験では以下の領域の基本知識やスキルも必要とします。
- Drupalの技術を用いた実務経験
- Drupalサイトの設定
- 新しいDrupalモジュールの開発や実装
- 既存モジュールのカスタマイズや継承、PHPや既存モジュールについての知識
以上がDrupal8認定試験の4つの段階の説明になります。
まとめ
調べていて早くグランドマスターになりたい気持ちが高まってきました!
ただ気をつけなければいけないのは、この試験は全て英語で行われるようです。
英語に自信がある、もしくは抵抗のない方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
私はチャレンジします笑。
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