こんにちは!見習いエンジニアの新田です。 先日、Drupal Camp DEN Japan 2018というDrupalイベントに参加して来ました。 今回の記事はその体験レポになります。
イベント概要
今回のイベントはDrupal Experience Network、略してDEN(田)というグループが主催する新しいイベントの第一回目で、大田区産業プラザPioという大きな施設のコワーキングスペースと会議室を借りて行われました。 ちなみに、なんでDENを「田」と書くかというと、戦後に「産業の米」と呼ばれていた鉄鋼や半導体になぞらえて、Drupalがこれからの時代のデジタルテクノロジーのハブになるようにとの思いがこめれているそうです。いい名前ですね!
Preston So氏のスピーチ
キーノートスピーカーとしてAquia社のリサーチアンドイノベーションディレクターであるPreston So氏が招かれ、約1時間Drupalの今後の展望について語ってくれました。
Preston So氏のスピーチの概要
- Decoupled Drupalについての著作の紹介 Decoupled Drupal in Practice
- 次世代のDrupalの役割について
- 従来のようにコンテンツとページが直結した「ウェブサイト」という形式を保持するのではなく、各種APIとコンテンツを繋ぐハブのような役割にシフトする(= Decoupled Drupal)
- Acquia LabによるAlexaやAR技術とDrupalサイトを連携させたプロジェクトの紹介
- Decoupledではコンテンツを提供する媒体によってデータの質も変える必要がある
- ARでは現実世界の地理的データが必要
- Alexaを用いるときはテキストの長さに工夫が必要 など
DrupalのDecoupled化は2012年ごろから始まって、さらに加速してきているようです。今はDrupalはウェブサイトとして使われるのが主流ですが、そのうちウェブサイトはたくさんあるDrupalアプリケーションの一つでしかない、という立ち位置に収まっていくのかもしれません。これが究極のモジュラリティってやつですね〜
セッション
その後1階の2つの会議室を借りて行われたセッションは1コマ20分×18テーマで、一般人やエンジニア、デザイナーなどさまざまな人を対象とした発表が行われました。セッションはすべて動画に記録され、スライドなどの資料とともに公式サイトで随時掲載される予定です。 スタジオウミからはCTOの小林とエンジニアの山中が登壇しました。以下がそのスライドです。山中の発表はみんなに馴染みのあるViewsの話だからでしょうか、参加者さんたちがこぞってスライドの写メを取っている姿が見受けられました。
ブース
1階でセッションが行われている間、2階のコワーキングスペースでは各企業がブースを出店しました。 ウミブースはこんな感じでした。\ぢゃーん/
懇親会
セッションがすべて終わると、参加者全員で集合写真を取ってから懇親会に移りました。 みなさんDrupal村の住人なので話題も尽きないようで、会社の垣根を超えて会話に花を咲かせていました。 個人的には、名前だけ聞いたことがあった他社のエンジニアさんや担当さん達と実際にお会いできて楽しかったです。 ちなみに、食べ物を取ってるときにPrestonさんと隣になったので、拙い英語で「モジュール作成に役立つ本を教えてください」と聞いてみました。Prestonさんのおすすめは、お知り合いが書かれた Drupal 8 Development Cookbook という本だそうです。そのうち買って読んでみようと思います。
ちなみに、今回の懇親会では、いろいろな方からウミの新サイトがかっこいいとお褒めの言葉をいただきました! 特に評判がよかったタイトルの「WE LOVE WORKING WITH DRUPAL」は、エンジニアの久保田がSVGとCSSアニメーションを駆使して作った超力作なんですよ〜!作り方が気になる方は他のイベントで久保田を見かけたら捕まえて聞いてみてくださいね。
というわけでDrupal Camp DEN Japan 2018の紹介でした。
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