このところ頻繁に参加させていただいている「 Drupal Cafe 」に今月も参加してきました。前回からの延長で今回もテーマは「 翻訳 」です。 今回は実際にグループに分かれて Drupal インタフェースの日本語翻訳の承認作業 を行いました。
イベント概要はこちら。
- タイトル: Drupal Cafe
- 日時: 2015/04/17 (金) 19:00-21:00
- 場所: グランフロント大阪 ナレッジサロン
- テーマ: Drupal 翻訳承認スプリント!
Drupal Cafe は Facebook ページを公式ページとされています。 今回のイベントの公式ページはこちら。
ちなみに以前のカフェのレポートも過去に書いています。 興味のある方はよろしければご覧ください。
Drupal Cafe そのものの説明については前回にさせていただいているので、今回はイベントの内容についてのみ手短に。
内容と所感
今回は 2 時間みっちり Drupal の「翻訳承認」のスプリントを行いました。
Drupal インタフェースの翻訳作業は原則「 1)翻訳の提案 → 2)翻訳の承認 → 3)配布パッケージへの取り込み」という 3 ステップで進められています。 このうち、「 1)翻訳の提案」については原則誰でも参加できるのですが、「 2)翻訳の承認」についてはふだんは権限を持っている人でないとできないようになっています。 今回は Cafe 中にかぎって承認権限を共有していただきチームに分かれてみんなで承認作業を行う形をとりました。
事前にお話を聞いてはいたのですが、実際に翻訳の承認作業をやってみて改めて感じるところがありましたのでそのあたりを箇条書きでいくつか挙げてみます。
- 承認作業を本気でやる場合は実際の画面やソースコードを確認する必要があるため結構時間がかかる地味な作業。
- とはいえ、スピード優先でチェックを甘くしてどんどん承認してしまうと、それがそのまま配布されてしまい日本語インタフェースのクオリティが下がってしまうのでそうするわけにもいかない。
- 承認者としてがんばってもバッジやランキングなどがないため目に見えて報われるところがない。技術的にもあまりおもしろみはないので、長期的にがんばるにはモチベーションの維持が大変かも。
- いずれにせよ、承認作業を任せるなら「 Drupal 知識 + 英語知識 + 責任感 + 協調性」を持ち合わせた人でないとちょっと心配・・・
このような感じでしょうか。
今回とてもよかったなぁと感じたのは、今回はいつもの Cafe のように「知識を得られる」「問題が解決できる」といった実利がなかったのに 20 名近くもの多くの方が参加されたという点です。 チームに分かれての作業も、それぞれの知識を補い合える部分があってよかったのかなぁと思います。 このあたりはひとえに ANNAI さんのお力によるところが大きいと思うのですが、今後私たちも引き続きがんばっていきたいと思います。
WordPress などの他の CMS 界隈ではどうなっているのでしょうか。 またそのあたりのところにも機会を見つけて参加してみたいと思います。
最後に。 「今回は参加できなかったけど Drupal の日本語化作業にぜひ貢献していきたい!」という方のために、貢献方法のインストラクションを添えておきます。 よろしければどうぞ。
Drupal 日本語翻訳作業への参加方法
- Drupal.org に登録
- Drupal.org にログインして localize.drupal.org の日本語翻訳チームに参加(ページ右側の「参加」をクリック)
- 3 つの重要なドキュメントを確認( FAQ / 翻訳ガイドライン / 対訳表 )
- 実際に翻訳を提案
- 以上です
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スタジオ・ウミは「Drupal」に特化したサービスを提供する Drupal のエキスパートチーム。
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