Drupal 7 に標準で入っている Image モジュールって本当に便利ですよね。これと Views を組み合わせると画像ギャラリーなんてすぐにできてしまいます。Drupal では JPEG 画像を加工した時の品質設定が管理画面上から設定できるので、今回は設定値による違いを検証してみました。
Drupal は標準で PHP の画像処理ライブラリである PHP GD を使って画像の加工を行いますが、その他にも ImageMagick モジュールをインストールすることでシステムにインストールされている ImageMagick を使用することができます。今回はついでに PHP GD と ImageMagick の品質も比較しています。
設定ページ
JPEG の品質設定は以下のページですることができます。
admin/config/media/image-toolkit
Image Toolkit (PHP GD) V.S. ImageMagick
今回リサイズの元のファイルとしたのこちらのファイルです。ファイルサイズは 2.3MB、解像度は 3158x1331 になります。Druplicon のような JPEG ノイズが目立つ線画イラストと、逆にノイズが目立ちにくい写真を組み合わせたものを Fireworks で加工し、 JPEG 品質100%で保存したものを使用しています。
Q% | Image Toolkit (PHP GD) | ImageMagick |
---|---|---|
0 | 3.0KB | 2.4KB |
10 | 5.1KB | 5.5KB |
20 | 7.3KB | 8.9KB |
30 | 9.1KB | 12KB |
40 | 10KB | 14KB |
50 | 12KB | 16KB |
60 | 13KB | 18KB |
70 | 15KB | 20KB |
75 | 17KB | 22KB |
80 | 19KB | 25KB |
85 | 22KB | 29KB |
90 | 27KB | 35KB |
95 | 38KB | 49KB |
100 | 75KB | 109KB |
- Drupal の標準設定は 75% です。
- ImageMagick では設定値を 0 にすることができなかったので 1 に設定しています。
画像は見る方によって印象が変わりますので、以下は私の個人的な感想として述べます。
同じ設定値でも ImageMagick の方がファイルサイズが大きく品質が高いように見えます。 GD でイラストのような線画を扱う場合は 80 くらいから JPEG ノイズが無くなりますが、 ImageMagick にいたっては 40 位でもいい感じがしますね。同じファイル容量でも ImageMagick の方が若干シャープな気がします。
皆さんにはどう映ったでしょうか。画像にこだわる必要があるサイトでしたら ImageMagick を使うのも一つの手かと思います。
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