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本日は Drupal を利用する際に欠かせない便利サイト「 Drupal.org 」の使い方をかんたんにご紹介できればと思います。

はじめに

最近改めて感じたのですが、 Drupal をはじめとしたオープンソース CMS の公式サイトというのはあまり初心者にはやさしい感じになっていません。

それらのサイトが初心者のことを全く考慮していないわけではないとは思うのですが、よく使う人が作ったからか比重がそちらにあるからなのか、基本は「よく使う人向け」がメインで初心者にはあまりやさしくない作りになっていることが多いようです。 世界の CMS ランキングトップ 10のサイトの一部を見てみるとこんな感じです。 リンク先でチェックしてみてください。

個人的にはこの中だと WordPress が比較的シンプルでわかりやすいように思いますが、他の CMS はどれも結構複雑めなような・・・ みなさんはどのようにお感じでしょうか?

私自身、今は Drupal.org を快適に使えるようになりましたが、最初の頃は構成や使い方がよくわからず利用しづらい感じがあったのを覚えています。 そういうことで今回は「 Drupal.org の歩き方」と題して、 CMS を選定する中で Drupal を検討中の方や Drupal をはじめて間もない方を対象に Drupal.org の使い方をご紹介してみたいと思います。

まずはそもそも Drupal.org とはなんぞやというところから。

Drupal.org とは

Drupal.org は Drupal の公式サイトです。 ドキュメントからダウンロードリンクから、コミュニティフォーラムから配布モジュールまで Drupal に関連するものがいろいろ入っています。

Drupal.com というサイトもありますがこちらはあくまでも Drupal のおおまかな説明だけの着地ページ(着地サイト?)的な位置づけのもので、 Drupal のほぼすべてのリソースは Drupal.org の方にまとめてられています。

Drupal.org の構成

Drupal.org には Drupal ソースのダウンロードリンク、ドキュメント、フォーラム(掲示板)、求人エリアなどさまざまなコンテンツがあります。 主なものをざっくりあげてみましょう。

フロントページの内容はざっくり次のような感じです。

Drupal.org の歩き方

実際に Drupal.org を使う場合には、やはり英語の読み(書き)が欠かせません。 私たちも日本語のドキュメントを充実させようと試みてはいますが、 Drupal に関しては英語リソースのボリュームが圧倒的で、「日本語のドキュメント 1 に対して英語のリソース 100 (以上)」ぐらいの比かと思います。 英語があまり得意でないという方も Drupal に触れる際にはぜひ英語ドキュメントに向き合うことをおすすめします。

Drupal への関わり方にもさまざまなものがあるかと思います。 以下、パターン別におすすめの Drupal.org のコンテンツをあげてみました。 ぜひご参考にしていただければと思います。

  • Drupal が何なのか知りたい
  • Drupal の詳しい特徴が知りたい
  • Drupal をダウンロードして動かしてみたい
  • Drupal とその拡張パッケージ(「モジュール」)を入れてみたい
  • Drupal のテーマを開発したい
  • Drupal のモジュールを開発したい
  • 日本国内の Drupal イベントやコミュニティに関わりたい

Drupal が何なのか知りたい

  1. Drupal.org トップページ
  2. About Drupal ページ

Drupal の詳しい特徴が知りたい

  1. Drupal について
  2. About the Drupal project シリーズ
  3. Drupal 7
  4. Drupal 8

Drupal をダウンロードして動かしてみたい

  1. Drupal を始めよう
  2. インストールガイド
  3. Drupal を動かすために必要なもの
  4. Drupal 本体のダウンロード

Drupal とその拡張パッケージ(「モジュール」)を入れてみたい

  1. Drupal を始めよう
  2. Drupal 本体のダウンロード
  3. モジュール検索

Drupal のテーマを開発したい

  1. テーマ作成ガイド
  2. コア組み込みテーマの紹介
  3. テーマ検索

Drupal のモジュールを開発したい

  1. Drupal API を使う
  2. Drupal API リファレンス
  3. 開発者のためのサンプルモジュール

日本国内の Drupal イベントやコミュニティに関わりたい

  1. Drupal 日本コミュニティ(言語も日本語です)
  2. ユーザアカウント登録

以上です。 いかがだったでしょうか?

おわりに

Drupal への関心度合いや関わり方に応じて取捨選択しながら利用してみていただければと思います。

CMS やフレームワークを修得するときは、いちばん最初のとっかかりのところがいちばん大変です。 Drupal は CMS としてもウェブフレームワークとしてもとてもよく考えられており、もちろん利用する上でも便利ですし、開発をしていても学ぶところが多くてとてもおすすめの CMS / フレームワークです。

Drupal に興味を持った方が最初のところでつまづいてしまって離れていってしまうのはもったいないので、今回ご紹介したページなどから始めて、 Drupal の便利さ、おもしろさなどの魅力を早い段階で見つけていただければと思います。

Drupal には Drupal.org の他にもおすすめなリソースがたくさんあるので、今後またそのあたりも機会を見つけてご紹介していきます。


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