大津赤十字病院サイト + 大津赤十字志賀病院サイト
概要
滋賀県大津市にある大津赤十字病院様と大津赤十字志賀病院様のWebサイトリニューアルを担当させていただきました。 大津赤十字病院様は高度救命救急センターやがん診療連携拠点病院、基幹災害拠点病院など地域の医療拠点としても様々な重要な役割を担われている総合病院です。 また、大津赤十字志賀病院様は大津市の湖西方面 和爾町に位置する総合病院で、雄大な琵琶湖と比良の山々が連なる美しい景観に抱かれた豊かな自然環境の中、大津赤十字病院様との連携をとりながら地域の皆様に充実した医療をご提供されています。
数百ページを超える大量のコンテンツをこれまではHTMLベースで長期運用されていましたが、今回のリニューアルをきっかけにCMSを導入し更新・管理コストの削減を図りたい、またデザインも一新されたいということで、入札の結果弊社にお任せいただくこととなりました。
目的
今回のリニューアルにあたって、重要視されていたのは以下のようなポイントです。
- 近隣病院との差別化だけでなく、地域の中核病院として、患者さんやその家族、医療関係者等にとってより分かりやすいホームページとする
- 掲載情報を見直し、アクセシビリティ・ユーザビリティに配慮する
- 情報発信力の高いホームページにし、診療科・人間ドック・採用情報などの情報を容易に更新・編集できるホームページとする
デザイン
大津赤十字病院と大津赤十字志賀病院サイトでWebサイトのデザインを統一することで、関連病院であることを分かりやすく印象付けています。一方で、それぞれの病院の個性も反映できるようホームページの第一印象となるメインイメージのスライドや色合いで差別化を図りました。
コンセプトキーワードは「信頼感・清潔感」
地域の拠点病院として重役を担う大津赤十字病院様にふさわしいデザインのご提案を行うため、「信頼感」と「清潔感」をキーワードにデザインの制作を行いました。 シンプルな画面構成やアイコンの活用などにより、どなたにも分かりやすく使いやすい画面構成を心がけています。また、メインビジュアルやキャッチコピーでは、患者さまと病院との心のふれあいをイメージしたデザインを行うことで、大津赤十字病院様の理念である「患者さまの人権と意思を尊重する医療」が伝わる表現を目指しました。
スマートフォンでも見やすいレスポンシブWebデザインの採用
今回のリニューアルの要件として「レスポンシブWebデザインの採用」を挙げていただいておりましたので、スマートフォンやタブレットからも最適化した見やすいレイアウトでホームページを閲覧することができるようにしています。 各端末のサイズに応じて可変するレイアウトの実装はもちろんのこと、数あるページの中には単純に画像を縮小してしまうと可読性に欠けてしまうようなコンテンツもございましたので、一部のページではスマートフォン用に画像を調整するなどの配慮を行っています。
機能
Drupalのモジュールを利用したさまざまな機能を実装しています。これまでHTMLで手動で更新を行なっていた作業も簡単にブラウザ上から行っていただくことができるようになり、管理コストの削減に貢献できました。
お知らせ
お知らせの内容をカテゴリごとに投稿できる機能です。カテゴリー指定の色による分類分けや、PDFや外部リンクのみの投稿も可能な機能をお作りしています。 Views モジュール、 Quick tab モジュール、 Taxonomy モジュールを使用して作成しました。
休診のお知らせ
日付と診療科、医師名などを入力することで休診のお知らせ一覧と、各診療科の外来担当医表の休診のお知らせ欄に自動的に表示されます。 過去のお知らせは利用者にとって不要なので当日以降のお知らせだけが表示される形でお作りしています。
診療科・部門紹介
診療・スタッフ・外来担当医表などについて編集・追加ができる機能です。 特定の入力欄にコンテンツを入力するだけで自動的にタブ分けして表示されるようになっており、見やすくなるように工夫を加えています。 また、更新した外来担当医表は全診療科の外来担当医表にも自動で表示されます。 コンテンツ編集者が編集を行いやすいように、編集時のフィールドの表示方法にも一部手を加えております。Drupal のコントリビュートモジュールだけでは対応できないようなこともカスタムモジュールを作成すればカスタマイズすることができます。
人間ドック予約状況
カレンダー1ヶ月分ごとに1日か2日の人間ドック予約状況を登録できる機能です。 Drupal の「Node」と「Views」と「Calendar」のモジュールを組み合わせることによって、 簡単に予約状況のカレンダーを登録していただける機能を作成しております。
広報誌
大津赤十字病院様専用の広報誌のPDFを投稿し、自動でリンクされる機能です。 各広報誌の一覧ページでは Views モジュールのグループ化機能を使用することで広報誌のカテゴリごとに年別にセクションを区切ることで見やすく表示されます。
サブメニューブロックの自動化
PC などの画面幅の広い端末では左サイドに、スマートフォンなどの画面幅の狭い端末ではページ下部に表示されるサブメニューブロックは、メインメニューに登録しているサブメニューを自動で表示されるように作成しております。 Drupal の 「Menu block」 モジュールを活用し、カスタムモジュールで少し手を加えることでより使いやすい機能を構築しております。
案件概要
クライアント名 | 日本赤十字社 大津赤十字病院 様 |
URL | https://www.otsu.jrc.or.jp/ |
Drupal バージョン | Drupal 7 |
ジャンル | 法人・施設・団体サイト |
デバイス | PC/スマートフォン/タブレット |
当社スコープ | デザイン/Drupal導入/コーディング/システム要件定義/マニュアル作成・研修/プロジェクト管理 |
プロジェクト期間 | 約4ヶ月半 |