こんにちは、森山です。今日社内でお客様とお電話でお話しているメンバーの会話からブラウザについての話が聞こえてきました。
ホームページを制作するにあたって、どのWebブラウザのどのバージョンに対応させるか。 これは私たちがホームページを制作するにあたってよく議題に上がる内容のひとつです。 今日は「Webブラウザとはなんぞや」というところから、現在の国内のブラウザシェア状況までご紹介させていただきます。
多種多様なWebブラウザ
Webブラウザとは、ホームページを表示するためのアプリケーションソフトのことを指します。 「ブラウザ」という言葉の意味を知らない人も、インターネットを使ったことのある方なら誰しも使っているのがブラウザです。今まさにこのページを開いているソフトがブラウザに当たります。スマホでインターネットをするときも、もちろんブラウザを使って閲覧しています。 ブラウザの代表的なものには下記のようなものがあります。
対応が必要なブラウザを見極めよう
さて上記でご紹介したように、ブラウザにも様々な種類があります。もちろんすべてのブラウザに対応することができればホームページを閲覧するユーザーにとってはそれがベストなのですが、ブラウザの種類やバージョンによって使えない技術があったり、挙動が変わったり、表示が崩れてしまったりするため、全てに対応しようとすると大変なコストがかさみます。そのため、費用対効果を考えるとやはりユーザー層を見極めて必要と思われるブラウザにのみ対応しておくのが得策です。ちなみに弊社では、特にご要望がなければ「IE10以降、Firefox制作時の最新版、Chrome制作時の最新版」を制作時のサポート対象とさせていただいています(2016年6月30日時点)。InternetExproler(以下IE)8.0 等、対応ブラウザの幅を広げたいというお客様に対しては制作料金の数十パーセント(対応ブラウザにより異なります)を追加料金として頂戴しご対応させていただいています。
日本国内でのWebブラウザシェア(2016年6月時点)
さて、どのブラウザに対応するのか、判断する基準としてまず知っておきたいのがWebブラウザのシェア率です。 対応すべきブラウザを賢く判断するためにも、イマドキのWeb市場を知っておくためにも、変動し続けているブラウザのシェア情報をチェックしておきましょう。 以下が2016年6月時点における日本国内のWebブラウザシェアです。デスクトップだけでなく、スマートフォンやタブレットも対象としたデータとなっています。
順位 | ブラウザ名・バージョン | シェア率 |
---|---|---|
1位 | Internet Explorer 11.0 | 16.84% |
2位 | Safari iPhone | 16.37% |
3位 | Chrome 51.0 | 15.37% |
4位 | Chrome for Android | 6.89% |
5位 | Chrome 50.0 | 6.62% |
6位 | Firefox 47.0 | 6.47% |
7位 | Firefox 46.0 | 3.93% |
8位 | Safari iPad | 3.33% |
9位 | Edge 13 | 3.1% |
10位 | その他 | 21.08% |
こう見ると、IEも強いですが、iPhoneのSafari や Chrome for Android 等スマホ向けのブラウザが上位にランクインしているのが分かりますね。スマホに対応したホームページを作ることがいかに大切か改めて実感する結果となっています。また Internet Explorer の後継として登場した Windows 10 のデフォルトブラウザ「Edge」もランクイン。こちらも今後シェアが増えていきそうですね。
ちなみに今回のデータはStatCounterを利用して調べさせていただきました。StatCounterについてもカンタンにご紹介しておきます。
Webブラウザのシェアがサクッと調べられるStatCounter
StatCounterは、Google Analyticsのようにホームページのアクセス解析を行うことができるツールです。 アカウントを登録し発行された解析用プログラムをホームページに埋め込んでStatCounter上でアクセス解析データを閲覧するというのが一般的な使い方ですが、このツールはそれらの情報を集計して世界や国別のブラウザシェアまで確認できる機能を有しています。
今回ご紹介させていただいたデータの他にも、デスクトップのみ、あるいはスマートフォンのみに絞ったデータ、世界のデータ などなど、いろいろな絞り込みができ大変便利です。 無料で、しかも非常に簡単に利用することができますので、これからホームページの制作を検討されている方は、参考にされてみてもよいかもしれません。
StatCounterの使い方はこちらの宗定 洋平さんのブログ記事が分かりやすかったのでご紹介させていただきます。ありがとうございました。
募集しています
スタジオ・ウミは「Drupal」に特化したサービスを提供する Drupal のエキスパートチーム。
フルリモート&フレックス制だから、働く場所を選ばず時間の使い方も自由です。
そんなワークライフバランスの整った環境で、当ブログに書かれているような
様々な技術を共に学びながら、Drupalサイト開発に携わってみたい方を募集しています。
まずはお話だけでも大歓迎!ぜひお気軽にご連絡ください。