アイキャッチ画像: デスクの上でパソコンを使用している

本日は Drupal (ドルーパル) Sprint Weekend をスタジオ・ウミがある滋賀県でやらせていただいています。 ページはこちら。

スプリントで取り組むおすすめタスクのひとつに「 Drupal インタフェースの翻訳」いわゆる「ローカライズ」があるのですが、その始め方について解説した記事が日本語にはあまりありません。 その結果、翻訳での貢献に興味のある方がいざ始めようとしてもすぐには始められないという問題があるように、思います。

英語の方ではそのあたりのところをコンパクトにわかりやすく解説した記事があります。 今回せっかくの機会ですのでそちらの記事を翻訳してご紹介したいと思います。 元記事はこちら。

ちなみに日本語の場合のローカライズグループはこちらです。

では、以下が翻訳文となります。 いつものごとく日本語としてのわかりやすさを心がけ、一部意訳一部直訳としています。 原文の厳密なニュアンスが知りたい方は原文の方をご覧になってみてください。 ちなみに、今回の翻訳元は本記事執筆時点の最新版 2015 年 1 月 17 日更新のバージョンです。

contribute back としての Drupal の日本語化作業に興味のある方のご参考になれば幸いです。

コントリビュータタスク: ユーザインタフェーステキストの翻訳

このページのコンテンツ:

  • ゴール
  • 必要なスキル
  • 詳細ステップ
  • 背景と参考情報
  • ネクストステップ: このタスクの次に

このタスクを完了するためのサポートがほしい場合は Getting help completing your task のページをご覧ください。

ゴール

ユーザインタフェースのテキストにおける英語から英語以外の言語への翻訳をひとつ以上提案すること。 対象は Drupal コア、コントリビュートモジュール、コントリビュートテーマです。

必要なスキル

英語と英語以外の言語に流暢であること。

詳細ステップ

  1. Drupal.org のユーザーアカウントにログインするか、新しいアカウントを作成してください。
  2. http://localize.drupal.org を開いて自分の言語をクリックしてください。ほとんどの言語グループは誰に対してもオープンです。右のサイドバーに「参加」ボタンがあるはずです(クリックしてください)。もしなければ、ページを読んでグループに参加する方法を見つけてそのステップに従ってください。グループに参加したらこのページに戻ってきてください。もし言語がリストにない場合は、右のサイドバーの下のステップに従って新しい言語グループを立ち上げてください。グループができて参加が完了したらこのページに戻ってきてください。
  3. 言語グループのホームページに載っている情報を読んで、その言語のガイドラインに従うようにしてください(例えば、一貫性をもって翻訳されるように、頻出用語がリストアップされた用語集がある言語がたくさんあります)。ページトップの「 Boards 」のリンクをクリックして、翻訳チームのメッセージボードに何か読む必要のある文章はないか見てみてください。
  4. 言語のページで、ページトップあたりにある「 Translate 」のリンクをクリックしてください。「 Reveal more filters 」リンクをクリックしてください。フィルタを利用して、興味のあるプロジェクト、そして興味のあるバージョン(リリース)のユーザインタフェーステキストの項目を見つけてください。(プロジェクトとバージョンをきちんと選択してください。すると、使われていないテキストを翻訳してしまうなんてことを防げます。)特定のプロジェクトに興味がわかなければ、メッセージボードと翻訳チームのホームページをチェックし、翻訳チームが作業中のプロジェクトがあるかどうかを見てみましょう。また、「 Untranslated 」や「 Has no suggestion 」のステータスに絞り込み、まだ翻訳されていない項目のリストのみに絞ってください。(翻訳済みのテキスト項目をざっと眺めて新しい項目をどう翻訳するかのアイデアを得るのもよいかもしれません。)
  5. リストの中からその意味が理解できて翻訳の仕方がわかるユーザインタフェースのテキストを見つけてください。ページの右側にある「 New translation 」ボックスをクリックし、自分の翻訳文を入力してください。どう翻訳すればいいか自信のないことばに出会ったら、参考に、(もしあれば)その言語の用語集をチェックする、または、別のブラウザタブ/ウィンドウで翻訳フィルタページをもうひとつ開いてすでに翻訳済みの項目でそのことばを含むものを検索してください。
  6. 「 Save changes 」をクリックし、自分の翻訳文を追加してください。(言語グループの新しいメンバーは、翻訳のサジェストだけが可能です。もっと経験のあるグループメンバーはディストリビューションの前にそれらの翻訳文をチェックします。)

背景と参考情報

  • 定義: ユーザインタフェースのテキスト とは、モジュールやテーマに同梱されているテキストで、管理者ユーザやサイトの訪問者に表示されるものです。例としては、ボタンのテキストやカラムのヘッダ、ページ、編集フォームのフィールドラベルなどがあります。
  • 特殊なプレースホルダ文字: 翻訳しようとしているテキストの中に「 @something 」「 !something 」「 %something 」などの単語をみかけることがあるかもしれません。これらは「プレースホルダ」と呼ばれるもので、ページが生成されるときにモジュールがその位置に挿入するデータを表すものです。これらのプレースホルダを元の形のままで入れるように気をつけてください。そうすると、翻訳文の中にもそのデータが含まれることになります。
  • 全般的な背景情報は translating Drupal にあります。

ネクストステップ: このタスクの次にやること

ここで見つかる同様のコンテンツ

翻訳文は以上です。

単純に翻訳の方法を説明しただけの記事ですがとても具体的でわかりやすいです。 詳細の部分は将来的に変更となる可能性はありますが大まかな流れはこの先数年は大幅に変わることはないかと思います。 はじめての翻訳作業に興味のある方はぜひご参考にしてみてください。


共に働く新しい仲間を
募集しています

スタジオ・ウミは「Drupal」に特化したサービスを提供する Drupal のエキスパートチーム。
フルリモート&フレックス制だから、働く場所を選ばず時間の使い方も自由です。
そんなワークライフバランスの整った環境で、当ブログに書かれているような
様々な技術を共に学びながら、Drupalサイト開発に携わってみたい方を募集しています。
まずはお話だけでも大歓迎!ぜひお気軽にご連絡ください。