明けましておめでとうございます。10月にスタジオ・ウミに入社しました久保田です。
本年もよろしくお願いいたします。
新年を迎えて、心機一転Drupalを使ってみよう!という方もいらっしゃるかと思います。
当ブログでもDrupalのセットアップについて解説をしている記事がありますが、
今回はもっとお手軽にDrupalを試す方法として、さくらのクラウドを利用する方法をご紹介いたします。
想定する読者
- Drupalを試してみたいが、セットアップ方法がよくわからない方
- 細かいことはお任せでいいから、とにかくサクッとセットアップしたい方
さくらのクラウドとは
さくらインターネット株式会社が提供しているIaas型のクラウドサービスです。
ブラウザから必要な情報を入力することでクラウド上にサーバーを作成し、運用することができます。
※サーバーの利用には一定の費用が発生します。詳細は公式ページの料金表をご確認ください。
さくらのクラウドだとなぜお手軽なのか
さくらのクラウドにはスタートアップスクリプトという、
クラウド上にサーバーを作成した後に実行されるプログラムがいくつか備わっています。
主にアプリケーションのインストールや設定を自動で行ってくれるプログラムなのですが、
その中にDrupalをセットアップするプログラムも含まれています。(弊社の大野が作成しました。)
つまりサーバー作成時にDrupal用のスタートアップスクリプトを選択するだけで、 自動でDrupalのセットアップが実行されて、すぐに使うことができるというわけです。
それでは詳細の手順についてご説明していきます。
必要なもの
- メールアドレス
- クレジットカード
いずれもさくらのクラウドの会員アカウントを作成するために必要なものです。
手順
今回の説明は、さくらのクラウドのコントロールパネルにログインしたところから始めます。
コントロールパネルにログインするまでの手順についてはさくらのクラウド公式サイトをご確認ください。
- アカウントを作成します
会員アカウントとまぎらわしいですが、ここでいうアカウントはプロジェクトのような意味合いです。
- ダッシュボードに戻って作成したアカウントを選択し、さくらのクラウド(Iaas)をクリックします
- 右上の追加ボタンをクリックして、サーバーを追加する画面を表示します
- サーバーを追加する画面が表示されたら、右上のシンプルモードのチェックを外してください
(シンプルモードだとスタートアップスクリプトを選択することができません。)
- サーバーの設定を入力します コア数やメモリなどの設定はご希望のものを選択してください。
お試し用として作成するのであれば特にデフォルトのままで良いかと思います。
Drupalスタートアップスクリプトを使用する上で注意が必要な設定だけご説明します- 「2.ディスク」のアーカイブ選択
CentOS7.4、Ubuntu Server 14.04.4 LTS 64bit、Ubuntu Server 16.04.3 LTS 64bit
のいずれかを選択してください
- 「4.ディスクの修正」のスタートアップスクリプト
shellを選択すると、配置するスタートアップスクリプトを選択する項目が出現します。
ディスクのアーカイブ選択で選択したOSに応じて、Drupal for CentOS7 または Drupal for Ubuntu を選択します。
選択するとオプションとしてDrupalのバージョンや管理ユーザの情報を入力する欄が出現しますので、 全て入力してください。
- 「7.その他のオプション」の作成後すぐに起動 チェックを入れてください。
- 「2.ディスク」のアーカイブ選択
- サーバーの設定を入力が完了したら、右下の作成ボタンをクリックしてサーバーを作成します
- サーバーの作成が完了したら5分ほど待ちます
- サーバーのIPアドレスをコピーして、ブラウザのURL欄に貼り付けてアクセスします
Drupalのセットアップが完了していたら以下のような画面が表示されます。
サーバー設定で入力したDrupalの管理ユーザの情報でログインできれば成功です。
セットアップに時間がかかっていると中途半端な画面が表示されることがありますが、 その場合はまた時間を置いて画面を更新してみてください
まとめ
いかがでしたでしょうか。
OSやデータベース等の構成など制約はありますが、これだけ簡単にDrupalを使い始められるのは嬉しいですね。
まだDrupalを使ったことがない方も、この機会にぜひDrupalライフをスタートしてみてください。
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